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遺伝と薄毛の関係
「母方の祖父が薄毛だと隔世遺伝で孫がハゲる。」
とは俗説で長らく語られ、実際多くの家族間のケースに見られる結果であったが仮説、憶測の域を出なかった。
しかし、最近のドイツの研究チームの発表はこれを裏付ける報告となった。
ドイツの研究チーム報告記事
ドイツ・ボン大学の研究チームが「ハゲの遺伝子」の有力候補の一つを発見
し、米専門誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクス7
月号(電子版)に発表した。ハゲに直結するとみられる遺伝子が見つかるのは
初めてという。
男性が母親から受け継ぐ【X染色体】上にあるため、母方の祖父の頭髪で、
自分の将来を占えるかもしれない。
「ハゲは遺伝する」と経験的には知られているが、どの遺伝子が原因なのか
について詳細は分かっていない。研究チームは、40歳以前にハゲ始めた男性
のいる家系の血液を分析してみた。
その結果、若くしてハゲ始めた人は【X染色体】にある【男性ホルモン:ア
ンドロゲン】の【受容体・遺伝子】に変異が目立つことが分かった。研究チー
ムは「遺伝子変異のため頭皮でアンドロゲンの働きが強まって、髪の毛が抜け
やすくなるのではないか」とみている。
男性は【X】と【Y】の二つの染色体を持ち【X染色体】は母親から受け継
ぐため、母方の祖父がハゲていれば、自分もハゲる可能性がある。ただ、研究
チームは「他にもハゲの遺伝子があると思われるので、一概には言い切れない」
としている。
【2005.06.13 asahi.comの記事より引用】
http://www.asahi.com/life/update/0613/002.html(現在リンク切れ)
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